2016.01.16
仮設トイレの設置は3回目ですが、初めての職員はやはり戸惑います。
当法人では、デイサービスセンターを中心に、大規模災害が発生した場合に、小中学校などの避難拠点から、より専門的なケアが必要な方々を受け入れる「福祉避難所」の指定を受けています。
非常時には、練馬区所管課から避難所開設の要請を受け、対応することとなります。そこで、1月16日(土)午後、練馬区所管課と連携し、福祉避難所を開設するところまでを想定した最初の総合防災訓練を、大泉デイサービスセンターで行いました。
震度7の首都直下型地震が発生したことを前提に、
・お客様、職員の安全確保と建物や施設周囲の被害状況確認
・消火活動および病院での治療が必要となった入所者を、エレベーターを使用せずに少人数で搬送する訓練
・無線による所管課との情報連携、隣接する障害者福祉施設との相互連携
・施設内受け入れ体制づくりと、非常食を使った炊き出し(50人分)と試食
これらをポイントに実施しました。
訓練には、デイサービスセンター職員と一部のお客様、併設する特別養護老人ホームとケアハウス、訪問介護事業所と居宅介護支援事業所の職員、施設警備・設備会社の職員が参加しました。
また、練馬区所管課職員の他、他法人の施設関係者の方々も立ち会いました。
各施設とも、定期的に防災訓練を実施していますが、「福祉避難所」を開設する訓練は初めてであり、普段行えない無線機の操作や仮設トイレ設置など、繰り返し行わないと円滑にはできない部分を訓練することができました。また、各関係機関が実際に立ち会い実施したことで、それぞれの役割や、相互に協力が必要となる部分を共有することができました。
今後も定期的に訓練を行い、災害時に円滑に受け入れが行えるよう、体制を整えてまいります。