2023.10.30
高齢者の相談サービス
練馬区では、ひとり暮らし高齢者等訪問支援事業という取り組みがあります。
練馬区のひとり暮らし高齢者は令和3年1月時点で、約5万4千人!
今後も増加が見込まれており、複数世帯に比べて一人暮らし高齢者の要介護認定率は高い傾向にあります。
高齢者のみ世帯は約3万世帯あり、地域で高齢者のみの世帯が孤立することがないように、生活実態を把握するとともに、相談に応じ、介護予防や地域の居場所を紹介する等の支援を行っています。
この事業を担当しているのが、訪問支援員という職種です。
訪問支援員は、高齢者世帯の訪問事業と地域づくり事業が主な担当業務です。
地域づくりという事業はとても時間が必要です。
訪問支援員1年目の私は、まずは関町地域を知ることからスタートしています。
地域の高齢者・社会資源・地域課題・練馬区の取り組み等々調べても調べても次々に新しく知りたいことが出てくる玉手箱です!
そんな中で、先週末『関・地区祭』に関町包括も参加させていただきました。
地域の認知症家族会の方・地域こども家庭支援センター関・第二光陽苑地域包括支援センターと一緒に
『いきいきライフコーナー』を担当し、高齢者体験を提供。
老若男女!幼稚園の年中さんから70歳を越える方まで、合計48名の方に高齢者体験をしていただきました。
『歩くのが怖い』『前が見えない』『身体がしんどいから歩きたくない』『急いで歩けない』等々…。
体験して頂いた感想はそれぞれでしたが、いつもとは違う感覚を味わっていただいたようです。
『だからおばあちゃんはすぐにつかれちゃうんだ!』と感じてくれた小学生もいました!
今回感じたことや気付きが、今後地域の中で高齢者を温かく見守ってくださるきっかけになってくれたらいいなと感じました。
訪問支援員は介護が必要・支援が必要となる前から地域の方に関わることができる貴重な職種です。
元気な高齢者との関わりを持つことができるからこそ、介護や支援が必要になった時にもお客様らしさを活かした支援を行う土台作りの一役を担っています。
元気な方は私たちと一緒に地域づくりのお仲間に!
今ご支援が必要な方には、必要なご支援とのつながるきっかけ作り!
皆様にとって、必要なつながりを続けて行けるように今日も訪問支援員は皆様のご自宅を訪問してまいります!!