2024.02.27
高齢者の相談サービス
地域包括支援センターでは、「医療職」「主任介護支援専門員」など、さまざまな職種の職員がそれぞれの専門性を活かしながら仕事をしています。今回は「社会福祉士」の仕事について、中でも「社会福祉士担当者会」についてご紹介いたします。
練馬区社会福祉事業団では、9か所の地域包括支援センターの社会福祉士が2か月に一度、担当者会を実施しています。ここでは、各センターとの情報共有、社会福祉士としてのスキルアップを図るための研修、新任職員の育成等を行っています。また、虐待防止委員会を設立し、課内で高齢者虐待防止の推進が行える体制を整えています。
前年度の担当者会では、「人材育成」「地域共生」「実習指導」「権利擁護」のグループに分かれ、グループごとに取り組みを行いました。
例えば「共生社会」のグループでは「ヤングケアラー」をテーマに、子ども家庭支援センターと福祉事務所、高齢者支援係、地域包括支援センター等との連携について事例を交えながら子ども家庭支援員の方に講義いただきました。
ヤングケアラーについては社会的に大きな問題になっていますが、私たち地域包括支援センターの社会福祉士にとっては、支援に関わる機会は少ないため、連携の実際を学ぶ良い機会となりました。
このように社会福祉士担当者会議では、勉強会や事例検討、複雑なケースの共有等を行うことで、個々のスキルアップを図っています。