人生会議ってご存知ですか？

人生会議とは、もしものときのために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、
家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組みのことです。

「いざ話そう！とすると、どうやって聞けばいいのか？」
「こんな質問すると、失礼になるのだろうか？」

私たちも日々悩むことがあります。

相談に来られるご本人は、「家族にはまだ話せていないです」とおっしゃることが多く、
ご家族としても、「もっと早く聞いておけばよかった」と思いながら、
急なご本人の変化で突然決断を迫られる、というときがあります。
そして何年経っても、この判断が正しかったのか、悩む方もいらっしゃいます。

もしもの時のことを話すきっかけ作りとして、何について話したらいいか分からない方を
サポートするツールとして、『人生会議トランプ』を開発された、
共立女子大学看護学部地域在宅看護学領域の研修チーム（代表：田口　理恵先生）の
メンバーの方に来ていただき、地域の主任介護支援専門員と一緒に学ぶ機会を持ちました。

人生会議トランプは、通常のトランプと同じように、ババ抜きや神経衰弱をなど
好きなゲームで遊びながら、「人生会議」をすることができます。
これだったら、子どもたちも一緒に全世代で楽しめそうだと思いました。
　
「いつかやろう」と思っている対話の機会を、トランプを使ってやってみませんか？
自分の思いを口に出すこと、誰かに聞いてもらうことで、整理できることや新たな発見も
あると思います。
私たちもこれから人生会議トランプを使って、色々な方とお話できたらと思っています。

人生会議トランプは、高野台地域包括支援センターにも置いてあります。
実物を見てみたい方、実際にやってみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひお声かけ
ください。