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緊急時の対応

2015.03.06

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大泉訪問介護事業所

少しずつ、寒さが柔らいでいます。
梅の花も咲き始め、沈丁花の蕾もふっくらとしてきました。
ただ・・・"三寒四温"です。ご体調にはくれぐれもお気を付け下さい。

2月25日に、ケアスタッフ育成研修・医療研修第3回として"緊急時対応"研修を行いました。
講師は、現場の声を多く、実践に即した講義をして下さる「練馬区医師会医療連携センター」 の重信好恵先生です。
今回も現場での貴重な体験を多く取り入れながらの講義となりました。

緊急性が高い疾病としては、
・脳疾患(脳梗塞・脳出血)
・心疾患(心筋梗塞・大動脈解離)
・消化管出血
血管が詰まる、切れることにより、呼吸困難、意識障害
ショック状態となり、意識の有無の確認を早急にする必要あります。
①呼びかける②肩のあたりを叩いて応答があるか③脈拍、呼吸、心拍の確認④時間の経過その後、救急対応となります。
ただ、あれ?何かいつもと違うと感じられることがありましたら、「FAST」チェックをして下さい。
「F」 Face・・・にっこり笑ってください。チーズと言って下さい→左右顔面の表情を確認
「A」Arm・・・手のひらを上に、両手を前方に肩の高さまで上に挙げて下さい→左右の腕が平衡に上がっているか確認
「S」Speech・・・お名前を言って頂く→言えているか否か確認
「T」Time・・・FAST!急いで、「119番」に連絡です。
 
また寒い時期ですが、室内は乾燥をしています。水分補給は小まめにお願いします。
経口補水液がご自宅で簡単に作ることができます。
①砂糖40g(上白糖大さじ4と1/2杯)食塩3g(小さじ1/2杯)を湯冷まし1リットルによく溶かす。
②かき混ぜて飲みやすい温度にする。
③果汁(レモンやグレープフルーツ)を混ぜると飲みやすくなります。
一日500cc摂取が目安になりますが、まずは、担当医にご相談の上ご用意下さい。
 
次回、3月12日の研修内容は「ターミナルケア」になります。
またブログにて報告をさせて頂きます。