『 青い空。白い雲。』

みなさんは「黙食」（もくしょく）という言葉をご存知ですか？
最近では、飲食店の店先で「黙食」と書かれたポスターを目にすることも多くなったと思います。

「黙食」とは、 少し窮屈な印象のある言葉ですが、飲食の場面で「話さず黙って食事をする」という状況を表した言葉で、感染リスクが高まる昨今、新しい文化として認識され始めています。

日頃、私たちは事務所内のそれぞれのデスクで食事をいただいていました。
業務の間にパソコン画面を見ながら、手元の書類をめくりながらという、「ながら食事」も多かったように思います。
しかし、感染リスクが高いとされている現在、職員が同じ部屋で食事を摂ることは無くなりました。
時間を調整しながら、別の場所へ移動し、一人づつ食事の時間を設けています。
その場所の一つに、事務所のある関町特別養護老人ホームの屋上があります。
近くには高い建物はなく、左を向けば山々が見え、右を向けば都心の高層ビル群も見えます。

『 青い空と澄んだ空気。 景色を楽しみながら、静かに食事を味わう。』

長い時間ではありませんが、自然に包まれ、午後からの仕事に力を与えてくれます。
「黙食」という新たな文化も、捉え方を変えれば、一つの楽しみにつながるように思います。