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床に尻もちついた時に立ち上がるための練習です!

2022.08.25

デイサービス デイサービス

富士見台デイサービスセンター

③椅子につかまり立ち上がる ③椅子につかまり立ち上がる

こんにちは、富士見台デイサービスでリハビリを担当している松森です。

デイサービスでは個別機能訓練(わたしが担当している)というものがあります。
これは、お客様それぞれの生活をより快適に、また自立するための訓練を行います。
あたりまえですが、お客様それぞれ、必要になる訓練は違ってきます。
もっと歩けるように、料理ができるように、トイレに一人で行けるように、などなど。
お客様には、それぞれ違う希望があるからです。
だから、訓練の内容も個別性のあるものになるわけですね。

わたしたち機能訓練指導員は、それぞれのお客様に対しオーダーメイドな、
「個別性のある訓練」を行っているのです。


先日、あるお客様から、ソファに座っていたら床に滑り落ちてしまった。その時、元に戻るのが大変だったので、どうやって戻るか教えて欲しいという訴えがありました。
そうです、これこそ個別性のある訓練の出番なのです

プラットフォーム(オレンジのベッド)を床と見立て、ソファに戻る練習を行ったので、その方法を報告させていただきます。
まず、尻もちをついたら
①体を反転させ、四つ這いになります
次に
②椅子につかまり膝立ちになります
そこから
③椅子につかまったまま、片脚ずつ、膝立ちから立つ体制になります。
最後に
④椅子につかまったまま、注意しながら椅子に座ります。

という流れで床から立ち上がるように練習をしています。
一人の場合でもそうですし、介助者がいる場合でもこの流れで行うことで介助が楽になります。

※もちろん、お客様の中にはこの方法が適さない方もいるので注意してください。

写真のお客様は、何度か練習するうちに、1人でも床から椅子に戻ることができるようになりました。
この時のコツはは尻もちの状態から四つ這いになることですね。
ちょっとしたコツを伝えることで、そのお客様の持っている能力を発揮させることができる、というのは機能訓練指導員冥利につきますね(笑)

 

  • ①体を反転させ四つ這いになる ①体を反転させ四つ這いになる
  • ②四つ這いになれたら椅子につかまる ②四つ這いになれたら椅子につかまる
  • ④体を反転させ椅子に座る ④体を反転させ椅子に座る