2023.09.29
高齢者の相談サービス
体操教室ご案内
みなさんこんにちは。練馬区役所地域包括支援センターです。
今回は、あまり他者に相談しにくい “尿失禁のお悩み” についてお伝えしたいと思います。
さてみなさん、どのくらいの方が尿失禁を経験し、悩んでらっしゃるかご存じですか。
近年、都市部にお住まいの65歳以上の高齢者約500人に調査したところ、男性で2割、なんと女性の5割弱の方が尿失禁を経験し、悩んでいることが分かりました。(介護予防運動指導員養成講座テキスト引用)
女性の尿失禁の中でも特に多いのは、腹圧性尿失禁です。症状としては、くしゃみや咳をした時などに不意に尿が漏れてしまうといったものです。
原因は、膀胱や子宮、腸などを支えている骨盤底筋の脆弱化と言われています。
そこで自宅で出来る、かんたんな骨盤底筋運動をご紹介します。
椅子に座っていても、立っていても、仰向けでも構いません。
ご自身が骨盤底筋をイメージしやすい姿勢で、尿道や肛門に力を入れ、ギュッと閉じる運動を1日平均50回目安に継続すると6~8週間前後で効果が現れるそうです。(下記の写真参照下さい)
「尿もれが心配」で尿意を感じる前に頻繁にトイレへ行くと、膀胱容量が小さくなって余計に尿意を感じ悪循環に陥ることがありますし、水分摂取を控えることも熱中症の危険が高まりますので、「たっぷり飲んで、たっぷりためて、尿意を感じてから排泄する」ことが もっとも良いとされています。
ただ尿失禁の原因は腹圧性尿失禁とは限りません。薬剤による影響によって起きている場合もあります。お悩みの方は、一度かかりつけ医にご相談下さい。
尿失禁予防・改善には、骨盤底筋を鍛えると共に、全身運動器の向上が必要です。
今年度後半の体操教室のご案内です。
参加には事前申し込みが必要です。
定員に空きがありますので、是非ご参加下さい。
お待ちしております。