12月24日
職員が出勤したときに、事業所の入り口に段ボールが2箱。
高齢者住宅も併設している当事業所。
出勤した職員みな『これなんだろう？上(萩の里)の方が忘れてしまったのかな？』と思い、午前中が過ぎました。

12時過ぎても、段ボールは置かれたまま。
『これなんだろう？』は
『これどうしよう』という気持ちに変わっていきます。
事業所内で検討した結果、警察の方にご相談。
練馬警察の方にご協力いただき、開封していただくことに。

開けた箱には、沢山の思いやりと大きなご厚意・そして1通のお手紙が入っていました。
『豊玉デイサービス様
　以前、母がお世話になっておりました。
　良くして頂いて、ありがとうございました。
　少しですが、お役に立てれば嬉しいです。
　皆様のご健康を願ってやみません。』

事業所名が記入されている事も踏まえ、警察の方とも、今回は事業所へのご寄付として扱わせていただくことにいたしました。
当日出勤している職員で、『この文字はどなたのご家族様だろう？』と記憶をたどってみましたが、拙すぎる記憶で思い当たらず。
入れていただいた沢山の思いやりを拝見しながら、
『○○様かな？折り紙お好きだったよね。』
『●●様じゃない？こんな柄のお洋服を着ていらしたよね。』
とご利用が終了になられたお客様を思い出す時間となりました。
思い出す時は、笑顔しか思い浮かばず。
私たちはお客様の人生のフィナーレという貴重な時間を共有させていただいている事を改めて感じました。

ご厚意ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染増加が止まらず、誰もが余裕を持てない中、ご利用がなくなった後も私たちの事を思い出してくださり、とても嬉しかったです。
豊玉デイを選んでいただき、お母様の大切な時間を過ごす場所として、ご縁をいただけたことに感謝申し上げます。
職員の記憶が拙すぎて、直接お礼を申し上げる事が難しいため、この場を借りてお礼をさせていただきます。
出来る事であれば、直接お礼をさせていただきたいので、お近くにいらっしゃる機会があればお声をかけてくださるとありがたいです。
本当にありがとうございました。

練馬区立豊玉デイサービスセンター　職員一同