2024.03.06
高齢者の相談サービス
認知症地域支援推進員担当者会
認知症地域支援推進員をご存じですか?
練馬区では平成30年度から練馬区内の地域包括支援センターに認知症地域支援推進員が配置されています。
認知症に関する相談等については地域包括支援センター職員全員で対応しておりますが、
認知症地域推進員を新たに配置となったことで、認知症の方の地域生活が安心できるものとなるよう活動していきたく思っております。
まだまだ馴染の薄い認知症地域支援推進員ですが、地域包括支援センターの中で担っている業務を紹介致します。
認知症地域支援推進員の業務は大きく3つございます。
認知症地域支援推進員の業務
1.医療介護等の支援ネットワーク構築
☆区内地域包括支援センターでは「医療と介護の相談窓口」をもうけ、認知専門医と連携し物忘れに関する相談を行ないます。
また認知症の人が認知症の容体に応じて必要な医療や介護等のサービスを受けられるよう関係機関との連携体制の構築を行ないます。
2.認知症対応力向上のための支援
☆認知症疾患医療センターや専門医、練馬区職員等との支援困難事例の検討を行ないます。(認知症初期集中支援チーム員会議)
☆在宅で生活をする認知症の方や家族、支援者に対する介護方法等の専門的な相談支援や地域住民、介護支援専門員等の専門職に向けた認知症の理解向上に資する講座、研修等の実施しています。
3.相談支援・支援体制の構築
☆認知症の方や家族等への相談支援、「認知症初期集中支援チーム員会議」等で検討された支援内容が認知症の方や家族、地域に提供されるための調整を行ないます
☆本人ミーティングやチームオレンジ活動(本人ミーテイング、チームオレンジについては※参照)を推進していきます。
とても大事な仕事を任されていると思いませんか?
年を重ねれば、誰でも認知症になる可能性がある。認知症が特別なものではなく、当たり前のこととして地域で受け止められるといいですね。
練馬区社会福祉事業団での認知症の方の支援に関する取組み
練馬区社会福祉事業団の認知症地域支援推進員は、平成30年から、本人ミーティングを行っています。
現在はチームオレンジ活動と相まって、誰もが住みやすい地域に向けた取組みとして進めています。
本人ミーティングは、認知症の本人が自身の思いを、地域の方と共に話す場です。認知症の本人の言葉を大事にし、暮らしやすい地域づくりを共に行う場となっております。
(※)本人ミーティングとは、認知症の本人が集い、本人同士が主になって、自らの体験や希望、必要としていることを語り合い、自分たちのこれからのよりよい暮らし、暮らしやすい地域のあり方を一緒に話し合う場です。
(※)チームオレンジ活動とは、認知症の本人が、地域の中で希望をもって本人らしく暮らし続けることができるよう、地域の認知症サポーター等とともに行う地域活動をいいます。
ご覧頂いた皆様へ(仲間募集)
練馬区社会福祉事業団のすべての事業所において、認知症の方の意思が尊重され、安心して生活できるよう事業運営を行っております。
我々の取組む、「地域共生」に向け共に歩む方を仲間も募集しております。
詳しくは職員募集をご覧下さい。