2020.08.23
特別養護老人ホーム
ショートステイ
ベッド上で体位変換する支援を行っています
褥瘡(じょくそう)委員会とは?「何をする委員会」
先ずは、「褥瘡(じょくそう)とは、床ずれのことです。この原因は、自身で体位変換ができず、長期間寝たきりで、栄養状態が悪く皮膚が弱くなっている人が圧迫だけでなく、摩擦やズレなどの刺激が繰り返されている場合に褥瘡(床ずれ)になります。」
高齢者のお客様は、低栄養状態や活動の低下、疾病に伴う寝たきりの状態に陥りやすく褥瘡の発生リスクがあります。
施設には「褥瘡が発生しないような適切な介護を行うとともに、その発生を防止するための体制を整備すること」が求められており、褥瘡対策委員会を毎月開催しています。
お客様ごとに褥瘡の発生と関連のあるリスクについて、施設入所時に評価するとともに、少なくとも3カ月に1回、評価を行い、褥瘡予防管理に関する褥瘡ケア計画を作成しています。
~褥瘡予防のために、当施設で使用している用具の一部をご紹介します~
圧力切替型エアマットレスは、エアセルという空気が入った筒状のパッドで構成されています。
静止型マットレスは、ウレタンフォームやゲルのような柔らかい素材で作られているのが特徴です。
車椅子クッション 褥瘡のリスクがあるのは、ベッドで寝ているときだけではありません。車椅子を長時間利用することが多い場合は、座面に接している坐骨や尾骨付近に褥瘡が発生しやすくなります。マットレスタイプと同じように、ウレタンフォームやゲルなどが用いられていて、お尻に集中する体圧を分散させることができます。
栄養管理やスキンケアにも配慮を 褥瘡を防ぐには、ご紹介したような褥瘡防止用具を使うだけではなく、日々の栄養管理やスキンケアに気をつけてケアの提供をさせていただいております。