2020.09.21
特別養護老人ホーム
ショートステイ
こんにちは、認知症ケア委員会です。
認知症とは、様々な原因で脳の細胞が減少したり、動きが悪くなり、記憶や判断力の障がいなどが起こった状態のことをいいます。
認知機能の低下に伴う症状はお一人おひとり様々ですが、認知症になると自分がどこに居るのか、何をしていたのか等が判らなくなることで不安な気持ちが強くなってしまい、自身や周囲いる家族や支援者が困ってしまう場面も出てきます。
そこで、必要なのが認知症を正しく理解し、ご本人がどう感じているのかを考え、不安を取り除き、その人らしく生活できる環境を整理することだと考えています。
田柄特別養護老人ホームの認知症ケア委員会では、認知症ケアの手法として【センター方式】【認知症ケアを助ける環境づくり】を導入し、入所されているお客様が安心して生活を送って頂けるようにケアを実践しています。
◎【センター方式】とは、本人本位の視点をより具体化するために「共通の5つの視点」に基づいて、ご本人とご家族、ケア関係者が協力し、生活リズムを把握しご本人にあった個別のケアを作っていく手法です。
【5つの視点】
1.その人らしいあり方
2.その人の安心・快
3.暮らしの中での心身の力の発揮
4.その人にとっての安全・健やかさ
5.なじみの暮らしの継続(環境・関係・生活)
◎【認知症を助ける環境づくり】とは、ケアする者がPEAP(認知症高齢者への環境支援指針)に基づく共通の評価基準を使いお客様自身を理解し、施設に入所しても慣れ親しんだ生活を、少しでも継続できるよう、またその能力が継続できるように施設環境を整え、お客様の残された機能が維持されて認知症の症状の緩和や穏やかな生活に繋げていけるようにする取り組みのことをいいます。
認知症ケアは日々進化しており、私たちも情報のアンテナを張り巡らして、今行っているケアと共に新しいケアの方法を取り入れて、お客様に安心して生活していただけるように努めていきます。