2020.09.21
特別養護老人ホーム
ショートステイ
はじめまして、身体的拘束等適正化委員会です。私たちの法人は「人権尊重」を法人理念の中に位置づけており、身体的拘束等を行わないことを方針としています。それでも、身体的拘束等を行わなければいけない事態が生じた場合やその予防のために委員会で活動しています。
○身体拘束とは
厚生労働省の通知では、「身体的拘束は、抑制帯等、患者の身体、または衣服に触れる何らかの用具を使用して、一時的に当該患者の身体を拘束し、その運動を抑制する行動の制限をいう」とされています。
○介護施設における身体拘束とは
認知症の症状には、認知機能障害がもたらす中核症状と「周辺症状」と呼ばれる非認知機能障害により生活上の不具合が生じることがあります。これらの結果、ご本人や他者の安全を守れない事態となることがあり、それらを防止するために、居室に施錠したり、車いすやベッドに縛り付けたり降りることができないようにするなど、高齢者の行動の自由そのものを奪うことを意味します。
田柄特別養護老人ホームでは、練馬区社会福祉事業団特別養護老人ホーム身体拘束廃止指針である、
『職員全員が、身体拘束は人権侵害であると認識し、「人権尊重」を経営理念の筆頭に揚げている私たちは、身体拘束廃止を最重要課題として取り組みます。』
を基に適切なケアが提供できる環境にするため、所内のリハビリ委員会と連携してお客様が使用している介助用具が正しく使用されているかの確認を行っています。
また、各フロアに気づき箱を設置し、少しでも気がかりなことを職員に報告してもらいます。気づきを早急にくみ取ることにより、職員1人ひとりが日頃当たり前にしていたケアを見つめ直し、お客様にとって適切なケアとは何かを考えてもらうよう取り組んでいます。