2020.10.18
特別養護老人ホーム
ショートステイ
安全なベッド周りも考えています
「リスクマネジメント委員会」のご紹介です。
「リスクマネジメント委員会」では、お客様が事故なく安全に生活ができることを目標として活動しています。
お客様1人1人に対しどうすれば安全に生活いただけるかを考え、支援の方法の統一や適切な福祉用具の選定、生活環境の整備に取り組んでいます。そのために、転倒などの事故が発生してしまった場合には「事故報告書」を、事故が発生しそうになった場合には「ヒヤリハット報告書」それぞれ作成し、「事故の原因」「本人の要因」「周辺の環境」「職員体制」などの視点で、現状の把握と分析、再発防止に向けて検討します。その結果を職員に周知しケアに反映させています。
可能な限り事故は減らしたいと考えていますが、生活の中には「多くのリスク」が存在し、それを全て排除することはできません。私たちは、生活の中にあるスクを理解し、可能な限り「防げる事故を防ぐ」こと「起きてしまった事故の再発を防ぐこと」を目的として取り組みを進めています。
特に重点的に取り組みを進めているのが、以下の3点です。
①職員の介護技術の向上と統一した支援について
職員の介護技術の向上のための各種研修の実施や、定期的な介助技術の点検を行い、職員の資質の向上に取り組んでいます。また、事故が発生した場合には多職種で検証を行い、原因の究明と再発防止策を定めます。この再発防止策に基づいて、職員間で支援の方法を共有し介護にあたります。
②お客様の理解について
お客様のこれまでの生活歴や大切にしていることを知ること、毎日の行動を観察するなど「お客様を知る」ことが大切だと考えています。そのうえで、日々の行動を記録し、記録を集めてこのお客様はどういう行動を取るか予測することが、事故を防ぐうえで重要なポイントになります。
③安全な環境の整備について
収集した情報を基に、お客様1人1人に合わせた安全な暮らしのために必要な環境を整えています。具体的には、ベットの向きや高さ、適切な福祉用具の選定、手すりの増設、足元ライトを設置したり、衝撃を抑えるマットを設置するなどの対策を講じています。
これからも、お客様が事故なく自分らしく毎日生活できるように、取り組みを進めていきます。